【連載企画】岡崎でラリージャパンを楽しもう、盛り上げよう Vol.4

皆さんこんにちは。岡崎市出身のモータースポーツ”カメライター”の青山義明です。

あれよ、あれよという間に5月ですね。本来はシーズン前半でWRC(世界ラリー選手権)の海外取材を入れて、このコラムでも今シーズンのWRCの様子を直接お伝えしつつ、という予定でしたが、なかなかそうもいかないまま…。そのためこのコラムも予定変更で散文的にいろんなことを紹介する形となってしまっていますが、今回も先月取材した全日本ラリー唐津戦のネタを織り込みつつ、ラリーに関して少しお話をして行きましょう。

<筆者プロフィール>
1969年生まれ、岡崎市藤川町出身。四半世紀近くフットワーク軽く、国内外のレース取材を積極的に行なっているモータースポーツ・カメライター(フォトジャーナリスト)。昨シーズンに引き続いて今シーズンも国内のモータースポーツシーンを中心に取材しています。が、開催したり、中止になったり といった感じで、取材のスケジュール調整で右往左往しています。日本モータースポーツ記者会会員。

スペシャルステージでの競技

WRC取材を目論んでいたものの、このCOVID-19の影響もあって、なかなか身動きが取れない状況が続いています。国内のラリー界でも開催中止などもありますが、なんとかちらほらと取材に出かけています。これまで、ラリー競技の進行の様子とかWRカーの車両についてお話してきましたが、今回はラリーならではの、競技区間SSについて、です。
SSとはスペシャルステージの略で、競技区間として一般車両の進入を禁止し封鎖された公道となります。競技時間になると一定の間隔で参戦車両が一台ずつタイムアタックを行います。このSSの走行タイムを積算した合計タイムで順位が決定されます。つまり、この場こそがこのラリー競技の華、であります。選手たちの本気の走りを見られるわけですから、観戦ポイントが設けられているのなら絶対おすすめですね。

選手たちがレッキするのと時間をずらしてカメラマンも撮影ポイントの下見に向かいます。下見をしながらレースデーの行動予定を組み立てるわけです。

ラリー当日は早朝から下見しておいた場所に向かいます。早くいかないと撮影ポイントにクルマがいっぱいで予定していた場所で撮影できないなんてことも!

リエゾンでも撮影したりします

また、場所が限定されたクローズドのサーキット・レースと違って、広域での一般公道で行なわれるラリーですから、封鎖されたSS以外でも、アタックはしていないものの走行中のラリーカーを見ることができたりします。それがリエゾンと呼ばれる移動区間ですね。ラリーカーも一般車と同じように公道を走行していますので、沿道で応援することはもちろん、移動中にすれ違ったりすることもあって、ラリーをより身近に感じることができますね。

私たちメディアもSSでの撮影をメインとしていますが、時折リエゾン区間で撮影をすることもあります。先日の全日本ラリー・唐津戦では、一緒に動いていたYカメラマンのリクエストもあって、あえてSSを外してリエゾン区間で撮影を試みました。

我々が待機していたのは、リエゾンの小さな駐車スペース。ここは手前のSSを終えて、次のSSに向かう直前の時間調整ポイントとなる場所でした。順調に走行を終えた車両はほぼ全車このスペースに入ってきます。周囲にチーム関係者やメカニックがいるわけではないのですが、ドライバーとコ・ドラはクルマを降りてライバルたちと言葉を交わしたり、タイヤの空気圧やマシンをチェックしたりしながら時間を調整。そして時間が迫ると、各選手が気合いを入れなおして車両に乗り込み、ヘルメットをかぶって、一台ずつその駐車場を離れ、SSに向かいました。

全日本ラリー唐津での、SS直前のつかの間の休息といった感じの時間調整ポイント。サービスパークとは異なる少し緊張感のある雰囲気に包まれてました。

全日本ラリー唐津での、SS直前のつかの間の休息といった感じの時間調整ポイント。サービスパークとは異なる少し緊張感のある雰囲気に包まれてました。

全日本ラリー唐津での、SS直前のつかの間の休息といった感じの時間調整ポイント。サービスパークとは異なる少し緊張感のある雰囲気に包まれてました。

全日本ラリー唐津での、SS直前のつかの間の休息といった感じの時間調整ポイント。サービスパークとは異なる少し緊張感のある雰囲気に包まれてました。

全日本ラリー唐津での、SS直前のつかの間の休息といった感じの時間調整ポイント。サービスパークとは異なる少し緊張感のある雰囲気に包まれてました。

同じく唐津でのSS9を終えた後のリエゾンです。ここは一般道ですから、各選手はヘルメットを脱ぎ、リラックスしているのがわかります。勝田選手はこちらに気が付いて手を振ってくれています。

WRC ラリー・フィンランドは第8戦から第10戦へ変更

WRC(世界ラリー選手権)は第3戦「クロアチア・ラリー」が無事に開催されましたが、その一方で、第8戦として7月29日から8月1日に開催予定であった「ラリー・フィンランド」が、その開催を9月30日~10月3日に先送りしました。コロナ禍でいろいろが大変ではありますが、11月の「ラリージャパン」まではまだ時間はありますので、この新型コロナウィルス感染症が何とか収まることを期待したいですね。

WRCクロアチアではヤリスWRC]が1-2フィニッシュで、トヨタはマニュファクチャラーでトップ、ドライバー・ランキングでもセバスチャン・オジエ選手が首位に位置しています。

WRCクロアチアではヤリスWRC]が1-2フィニッシュで、トヨタはマニュファクチャラーでトップ、ドライバー・ランキングでもセバスチャン・オジエ選手が首位に位置しています。

WRCクロアチアではヤリスWRC]が1-2フィニッシュで、トヨタはマニュファクチャラーでトップ、ドライバー・ランキングでもセバスチャン・オジエ選手が首位に位置しています。

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