皆さんこんにちは。岡崎市出身のモータースポーツ”カメライター”の青山義明です。
ということで遅ればせながら、久しぶりの投稿(2か月ぶりの連載?)です。
年始の自動車業界一大イベントといえば、千葉の幕張メッセで開催の「東京オートサロン」ですね。私はオフィシャルメディア班として、準備搬入日から最終日まで4日間しっかり現地で取材&発信をさせていただきました。もちろん、この会場ではラリージャパンの特設ブースもあり、今年こそ、という意気込みが感じられました。
<筆者プロフィール>
1969年生まれ、岡崎市藤川町出身。四半世紀近くフットワーク軽く、国内外のレース取材を積極的に行なっているモータースポーツ・カメライター(フォトジャーナリスト)。コロナ禍でしたが、2021年後半にいろんなスケジュールが無事に開催となりました。ただ先送りになったもの、元からスケジュールされていたもの、と各種イベントが重なって、ひと週末に2イベントの取材なんてことも多々あって、セントラルラリー取材明けから怒涛の取材ラッシュで、疲弊したままいつの間にか年が明けてしまいました。
○セントラルラリーは楽しめましたか?
昨年11月(12日~14日)の「FORUM 8 Central Rally 2021(セントラルラリー)」、皆さん楽しめましたでしょうか?OKAZAKI SSでは、このセントラルラリー唯一のギャラリーステージとして、観客をいれての開催で、大いに盛り上がりました。この河川敷の特設コースは、今回も元PWRC世界チャンピオンの新井敏弘選手が監修して出来上がりました。SS距離を伸ばすことから、コースの途中でループを入れたため、事前のレッキはもちろん、本番でもミスコースをする車両がありましたが、これは御愛嬌といったところでしょうか?
WRC第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2022(11月10日~13日)は、昨年のセントラルラリーと同じく、豊田スタジアムにサービスパークとヘッドクォーターが置かれ、岡崎市/豊田市/新城市/設楽町と岐阜県恵那市と中津川市で開催となります。
○2021シーズンを振り返ってみると、
2017年から導入されたWRカー規定最後のシーズンを振り返ってみましょう。2021シーズンは12戦中9勝を挙げたトヨタの強さが目立った1年でしたね。通算5回目となるマニュファクチャラーズ選手権を獲得し、ドライバーズ/コ・ドライバーズ選手権でもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が獲得しています。
セントラルラリー直前にフィンランドから一時帰国し、ラリーチャレンジ豊田でその走りを披露した勝田貴元選手(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generation)も、サファリラリー2位獲得など、活躍したシーズンとなりました。
○はやくも2022年シーズンがスタート!
さて、2022年もスタートし、WRC(FIA 世界ラリー選手権)もラリーモンテカルロ(1月20日~23日)からスタートしました。今季、レギュレーションが大きく変わり、WRカー(ワールドラリーカー)は、ハイブリッド化したラリー1となります。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが使用する車両は、これまでのヤリスベースのヤリスWRCからGRヤリスをベースとした「GR YARIS Rally1(GRヤリス・ラリー1)」となりました。1.6L直噴ターボ・エンジンは合成燃料とバイオ燃料を混合した非化石燃料を使用することとなり、このエンジンに100kWのモータを組み合わせ、3.9kw/hの容量を持つバッテリーを搭載します。減速時にはエネルギーの回生も行うこととなります。
そのライバルとなるヒュンダイ・モータースポーツはi20 Nをベースにした「ヒュンダイi20 Nラリー1」、そしてMスポーツ・フォードはプーマをベースとした「プーマ・ラリー1」。いずれもドアパネルには「HY」の文字が掲げられます。
国内のラリーシーンでは、全日本ラリーは3月の新城ラリー(3月18日~20日)から開幕し、ターマック6戦、グラベル2戦の全8戦が予定されています。その開幕を前に、来る2月23日からは、イオンモール岡崎で、再びラリージャパンへの盛り上げを行っていきます。私もできるだけ会場に詰めている予定です。みなさんと、ラリー談義などできればと思っています。ぜひお声がけくださいね。